酔待草（よいまちぐさ）

11/3大人の遠足

これぞ大人の遠足　長井葉山　初雪ふみ

朝８時集合場所の駐車場にメンバー達が次々集合。集合場所に一番近い人が最後に集合するのは世の常、案の定、Dr.まっちゃんが集合場所から３０ｍという場所に住んでいながら最終到着、これで全員揃ったが問題は雨。しかも雷注意報まで出ている。予定１１名がこの雨で３名減、１名が仕事で欠。最先が良くない。ここは気持ちを切り替えて「浮かない顔してみんなどうしたの？回復傾向にあるし、どうせ上は雪！　行っちゃおうぜ！」　どお俺って前向きな生き方でしょう？
全員で白兎登山口に移動、予定ではここから更に移動し、おけさ掘コースを登るはずだったがHorikoshiさんと相談し白兎直登に変更。約８時３０分に登山口出発。
雨はパラつく程度だ。飯豊と比べると斜度はたいした事ない、皆さん傘差して登っている。バーボンはレインウェアのみ。なるほど濡れ方が違うぞ。登り始めて間もなく、クリタケ（赤もだし）発見。このコースもあるんだなとワクワクしながら登る。ちょくちょく出てる。ムキタケもGET！よしこれで昼食は予定通りキノコうどんを作れるぞぃ。
雨がアラレに変わり始めるのは全体の３分の１を過ぎた頃。これぞ大人の遠足だ。子供の遠足だったら中止だぜぃ。大人たちは「オツなもんですな～」と大喜び。ただ深い落ち葉の上に積もった雪は良くすべる。転んでも「オツなもんですな～」、中高年にややギャルとは言えなくなった若い女性を加えた７人の登山隊は写真を撮りながら登り続けたのでした。
ビューポイントの姥石辺りまで来ると積雪はぐんと増えてくる。姥石から上は２０Cmくらいはあるだろうか、くるぶしを超えるくらいの積雪量がある。姥石に傘をデポして登り始める。あれ雪も止んでいるのに竹爺はまだ傘をさしている。竹爺いわく「俺　こだわりぃ　あっからよ～。今日は傘さし登山って　きめだがらよ～」、A型の人は頑固だと竹爺の奥さんが語る。
さて約３時間かけて葉山小屋（葉山山荘）到着。時折雲が晴れ、太陽が顔を出し目を楽しませてくれた葉山の景色だが小屋の付近まで行くと何も見えなくなった。晴れていれば奥の院から祝瓶山が、小屋の隣の神社裏からは大朝日岳が見え絶好の写真ポイントなんだが残念。小屋に入ってストーブで薪を焚き、暖を取りながら昼食の準備。途中Getしてきたキノコたっぷりのうどん＆豚汁を大きな鍋で２つ作った。が後にみんなを苦しめることとなる。その他竹爺が腕を振るった中華風きのこ炒め、Yayoiちゃんが前日から用意して作ってくれたケーキ、竹爺の奥さんが考案したサラダの寒天。どれも「ん～まい！」。当然嗜好品のお飲み物もなんでこんなに美味いんだろうというくらい「うまーいっ！」。
２時間ほど小屋で楽しみ下山の準備。Horikoshiさんに最後の掃除をお願いして他６名は出発。鉾立ての水場でDr.まっちゃんが家に持ち帰る水を汲むというので、姥石で全員待ち合わせの確認をしてここからは５名で歩く。姥石で待っているとほぼ同時くらいに追いついてきていた。帰りは速い。テクテクと左右交互に足を出しているとあっという間に半分くらいは下りてきた。足元の雪がなくなると更に歩きやすく全員好調な足取り。ガスの晴れ間に紅葉がなかなかいい。竹爺　隣に奥さんいるのに「Yayoiちゃん、もっとこっちこっち。バックに紅葉入るようによ。あ～いいね、いい！」ところで竹爺「いい！」のは紅葉？それともYayoiちゃん？
Dr.矢尾ちゃんはいつもニコニコしている。Dr.まっちゃんが青森弁で
「あの病院は　医者殺しなんだよぉ」
Dr.矢尾板ニコニコしながら
「そうですね」
Dr.まっちゃん　「俺はさ～　前から　そーいってんだよ」
Dr.矢尾ちゃん　「確かに　そうですね」（ニコニコ）・・・・・
帰りがてらムキタケと木耳を採りながら登山口に到着したのは約３時３０分。この大人の遠足で決まったことが３つある。２月の１泊葉山合宿、恒例５月の石転び、そして９月の炎の大嵓尾根。来春から百姓を始めるというのに忙しくなるぞバーボンTakeda。それでは本日これにて　かいさーん！　

写　真

雨の中準備（白兎登山口にて）